素材
有機砂糖
使用
製品
  • やさしいコーンフレーク プレーン
  • やさしいコーンフレーク ケーンシュガー
  • やさしいコーンフレーク ビターカカオ

動物の多様性が
有機サトウキビ栽培を可能に?

有機サトウキビの栽培は不可能と言われてきた。その理由の一つにサトウキビの害虫がいる。サトウキビはその名前のとおり、茎の部分に糖分が豊富に蓄えられており、茎の部分を剥いてかじりつくと甘く、害虫も大好物でもある。害虫は常に一定の周期で大量発生し、茎を食べつくしてしまうので、害虫を駆除するために大量の農薬が必要とされてきた。また、サトウキビは同じ農場で毎年栽培されるため、病気や虫害にあいやすく、それらも輪作を基本とする有機栽培にあわないと言われてきた。では、どのように有機サトウキビの栽培が可能になったのか。それは今人間界でも話題になっている多様性だ。

人は人に役に立つ虫を「益虫」、悪さをする虫を「害虫」と呼んでいるが、動物界からすれば益虫も害虫も存在しない。動物界には、それぞれの動物がバランスよく生存しており、特定の種が増えたり、絶滅したりするのを回避している。ブラジルでサトウキビの有機栽培を試みた先駆者達は自然界のバランスを利用した「害虫」管理を考え出した。その管理方法は、害虫を食べる益虫が快く生存できる環境を作りだし、益虫と害虫のバランスを自然界の比率と同化させることだ。有機サトウキビの畑のところどころには、アマゾンの自然環境を模擬したアマゾンのジャングルが再現されている。そのジャングルには、アマゾンにいるのと同じぐらいの動物や昆虫の種類が確認されており、そこには、害虫を食べる益虫も多く生息している。益虫はサトウキビを餌にする害虫を食べるが、益虫を食べる虫も人工ジャングルにいるため、益虫も増えすぎない。このような再現された自然環境をサトウキビ畑に作ることにより、自然の比率の益虫、害虫、そしてその他の沢山の種類の虫たちが共存し、害虫の異常発生を防ぐのである。

人間界も動物界も
多様性がいい

色々な種類の人々が一緒にいることにより、バランスのとれた社会・世界ができるように、動物界の多様性も自然のバランスを保っている。農業も人間活動であり、人工的な活動であることから、環境に一定の負荷を与え、動物界にも悪影響を与えている。しかしながら、オーガニック栽培やこのような動物の多様性を活かした農法はそのダメージを少しでも和らげられる。ベストはできないかもしれないが、ベターは目指せる。Feel&Greenはそのような気持ちを大切にしている。